お金を借りる際の金利表示の仕方に、「実質年利」と「アドオン率」というものがあります。
「実質年利」とは、実際は日利や月利で利息計算されているものを、年間の利率に置き換えている数値となります。 例えば、50万円を実質年利12%で30日間借りた場合の金利は、【日利計算の場合】50万円×(12%÷365日×30日)=4,932円となります。
これに対し「アドオン率」とは、借り入れ金額に対して掛かる利息を単純に表したものになります。 例えば、50万円をアドオン率1%で1回払い(1ヶ月後返済)で借りた場合の利息は50万円×1%=5,000円となり、支払い回数が増えれば「アドオン率」もふえていきます。
一般的にカードキャッシングやクレジットカードのリボルビング払いでは「実質年利」、クレジットカードの分割払いやショッピングクレジットでは「アドオン率」で計算されています。
現在では、金利が高く感じたり低く感じたり誤解を招かない様「実質年利」を表示する事が義務付けされています。 以前に「うちの娘が、ショッピングクレジットで金利が42.74%の契約をして来たが違法ではないか?」との相談を受けた事がありますが、よくよく話を聞くと、商品購入の為60回払いでアドオン率42.74%の契約で、実質年利に直すと実質年利15%となり、全く問題が無い事が解りました。(ちなみに、もし12回払いの契約であれば、アドオン率は8.31%となります)
この様に、金利の比較は解り辛くなっていますので、比較の際は「実質年利」で比較される様おすすめします。 ※当サイトでの金利表示は実質年利の表示です。
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